ひろぞう戦国物語
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歴史小説 「覇者の決まる日」 
今回の紹介する小説は南原幹雄氏の「覇者の決まる日」。

徳川家康が石田三成との決戦を前に目論んだのは,石田領内である国友の技術力を生かした大筒を製造すること。

敵方の国友鍛冶を説得に向かった徳川隠密。

そして鉄砲鍛冶らが耳にしたのは,徳川家康から今までに類を見ない途方も無い大筒の製造依頼。

製造を完遂させるために様々な困難が待ち受けているが,鉄砲鍛冶等は完成させることができるのか。

さらにそれを徳川家康の手元に,無事に届けることは出来るのか。

架空の人物が中心であるが,実際に起きていても不思議ではない設定であり,読み応えは十分である。


ちなみに上下巻のハードカバーで読んだのであるが,つい先日になって文庫本で出版されていることを書店でみつけた。

文庫本であれば手軽に読めるし,何よりも単価が安い,しかも一冊で済むのが利点でもある。





ひろぞう戦国物語
ひろぞう戦国物語〜歴史小説〜




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歴史小説 「徳川四天王」 
徳川家康が天下統一を果たして江戸幕府を創設する。その徳川家臣団の中にあって特に功績を後世に認められた四人を「徳川四天王」という。

酒井忠次,榊原康政,井伊直政,本多忠勝。

そんな彼らの活躍無くしては,徳川家康といえども天下平定どころか,三河一国の当主として戦国時代を生き抜くことは難しかったと言われている。

そんな彼らの活躍を小説化した (と思った) 作品が今回紹介する南原幹雄氏の「徳川四天王」。

本多忠勝を軸にして物語はすすみ,彼らの活躍を描く長編小説である。

「
徳川家には数多の才能に秀でた家臣が存在していた。

特に酒井忠次,榊原康政,井伊直正,そして本多忠勝。

彼ら四人は「徳川四天王」と呼ばれるほどの重鎮であった。

彼らの活躍を描いた作品と思い込み読み始めたのだが,ちょっと期待はずれに終わってしまったことをまずは書いておこう。

物語は桶狭間の合戦前からはじまる。

まだ徳川家康が松平元康と名乗っており,今川家の人質として生活を強いられていた頃だ。

中心人物となるのは徳川四天王の一人である本多忠勝。

忠勝を軸にして徳川家の守り神の様に集う,小平太こと榊原康政と万千代こと井伊直政。

彼らにも活躍の場が与えられるはずであった。

しかしここで語られるのは躍動する忠勝が大部分。

さらにひょんなことから徳川家に肩入れする様になった鈴鹿の群盗一味。

特に前半では忠勝とこの鈴鹿の群盗の活躍に終始しており,彼らが徳川家を支えているとでも訴えている様に思えてしまった。

後半になると他の武将等の活躍も所々に描かれるのであるが,時を逸した感は否めない。

忠勝の活躍を読みたい人にはお勧めしたい作品である。

」





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歴史読本 5月号 
歴史読本という月刊誌がある。

どういった本であるかは,歴史が好きな人であればご存じだろう。

毎月,テーマに沿った内容が読み物として書かれている。

中には初めて,この本で知ることになる内容も載せてある。

それは自分が無知だった為かもしれない。

また例年,この春にはお城関連の特集が組まれており,昨年も一昨年も購入していた。

そして今年はお城のランキングに主眼をおいて書かれている。

都道府県別のお城のランキングは,ちょっと楽しみながら読むことができた。

自分なら,こうなるんじゃないの?と勝手に意見を言ったりしながら。

お城が好きな人がいたら,ぜひ書店などで手に取ってみてください。


歴史読本 2009年 05月号 [雑誌]
歴史読本 2009年 05月号 [雑誌]



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歴史小説 戦国の女たち 
戦国時代を取り扱った小説といえば,合戦や謀略に命を賭ける男たちの姿を描いた作品が多い。

そんな戦乱の時代,命を賭していたのはなにも男たちばかりではない。

女たちも同様である。

この作品ではそんな戦国を生きた女性の姿を描いた物語を集めた傑作短編集である。

収録作品は全部で六編。織田家の家臣であった七蔵とその妻,小梅との生活を描いた「女は遊べ物語」。

農民の子から天下統一を果たした豊臣秀吉の妻,寧々こと北ノ政所を描いた「北ノ政所」。

藤堂家の家臣の妻,由紀はひょんなことから,渡辺勘兵衛了に恋心を抱いてしまう「侍大将の胸毛」。

戦国絶世の美女と伝えられている細川忠興の妻である玉(ガラシャ)。彼女の悲哀に満ちた半生を描く「胡蝶に酒」。

実家から嫁ぎ先への帰路,ある村で祭礼に巻き込まれる小若。

戦国の表舞台には出てこない「一夜観音」。

秀吉の妹であるということだけで,政治に振り回された旭。彼女の悲しみを描いた「駿河観音」。

どれから読んでも楽しめる作品ばかりである。



戦国の女たち―司馬遼太郎・傑作短篇選 (PHP文庫)




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歴史小説 「逆ろうて候」 
今回の小説は「逆ろうて候」。

美濃の日根野弘就という武人が主人公です。

権力者に逆らい,武人としての意地を貫き通した乱世の猛者とでも表現しようか。

天下統一という目標をもったでもなく,生まれ育った地に戻ることを夢にもった武将の物語です。

あらすじを簡単に記しておきましょう。

美濃の大名斎藤龍興を主としながら,国の行く末を差配する立場にある日根野備中守弘就。

隣国の織田信長率いる尾張勢に攻められながら,何度も追い返した実績を持ち合わせていた。

しかし信長の謀略の前に美濃勢は敗退。稲葉山城は陥落し,美濃の士は龍興を含めて皆,信長を前に膝を屈した。

信長に仕えるのを潔しとせず,いつか織田家を倒し,美濃の地へ戻ることを夢見ながら,一族郎党を率い浪人になることを決意した弘就。

しかし美濃斎藤家では重きをなしていたとはいえ,他家では新参者の扱いを受ける。

今川家,浅井家,そして本願寺門徒等と織田信長に抵抗するのだが,時の勢いは弘就の力をもってしても覆すことができなかった。

弘就は自分の無力さに気がつき,新たに歩んだ後半生までを描いた一途な部将の物語。


ひろぞう戦国物語〜歴史小説〜



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歴史小説 「信長の棺」 
発売当初は当時の首相であった小泉純一郎氏も愛読したということで,およそお二六万部を売り上げた加藤廣氏の歴史小説「信長の棺」。

2009年最初の歴史小説はこの「信長の棺」を掲載。

信長公記の作者として現在までその名が伝えられている,信長の側近としても活躍した太田牛一が主人公の物語である。

ひろそう戦国物語〜歴史小説〜

Amazon.co.jp 信長の棺〈上〉 (文春文庫)
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織田信長の側近であった太田牛一。

本能寺で信長が斃れる前,牛一は主君から謎の木箱と供に密命を受けていた。

その密命と木箱と安土城を後にする牛一であったが途中,幽閉され解放された時には羽柴秀吉による天下統一が果たされようとしていた。

牛一は主君であった信長の一代記を書き綴るため,残りの生涯をかける。

しかし牛一が知っている主君の素顔と,世間一般に流布されている信長はまったく別物であった。

信長にまつわる謎について牛一が読者に代わり信長に関する謎を解き明かす。

永禄三(1560)年の桶狭間の合戦にはじまり,天正十(1580)年になぜ明智光秀は本能寺で主君を討たなければならなかったのか。

本能寺の変後,発見されていない信長の遺骸はどこへ消えたのか。

さらには天下人となった豊臣秀吉の出生の秘密など,いままでに無い切り口で,数々の謎が解き明かされていく戦国ミステリー小説。

万人が楽しめる1冊であろう。





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歴史小説 「陣借り平助」 
宮本昌孝氏が戦国時代を舞台として一介の武将の活躍を描いた「陣借り平助」。

破天荒な主人公の摩羅賀平助と,その愛馬である丹楓とが巻き起こす痛快時代小説でもある。

一見すると「一夢庵風流記」の主人公,前田慶次郎にも通じる傾き者。

乱世である日本各地を巡り,様々な人々と出会い,そして合戦において弱者を勝者に導く活躍。

そして主人公である平助の素性が,徐々に明らかにされていくストーリーは読み手を飽きさせない。

一風変わった歴史小説を読みたい人にはもってこいの1冊であるだろう。






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歴史小説 「戦国秘譚 神々に告ぐ」 
ひさしぶりの更新となった歴史小説。

今回は一風変わった戦国時代小説のご紹介。

武将たちが戦場を駆けめぐるのでなければ,天下の駆け引きをするわけではない。

主人公は近衛前嗣という公家。

若くして朝廷の最高峰である関白にまで上り詰めた,当時のエリートである。

そんな彼が衰退している朝廷という権力を復活させようと奔走する姿を描いた1冊。

しかし内容はというと,おどろおどろした怪奇,いや超常現象にも通じる様な話となっている。

万人にはお勧めできないかもしれないが,歴史に興味が無い人でも,たのしめる小説に仕上がっているかもしれない。


ひろぞう戦国物語
ひろぞう戦国物語〜歴史小説〜



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